Uncategorized

私たち60代にはまだまだ「伸びしろ」が! 60歳の海外ひとり旅で得た成長/中道あん

20代で結婚、2男1女を授かり、主婦として暮らしてきた中道あんさん。でも50代になると、夫との別居、女性としての身体の変化、母の介護...と、立て続けに「人生の転機」が訪れます。そんな激動の中で見つけた「50代からの人生を前向きに過ごすためのヒント」。

ひとりでパリを旅してから1年半。中道あんさんはそろそろどこかへ...と考えていたところ、思わぬ展開が! 以前とはまた違った新しい体験が待っていました。

【前回】61歳、はじめてのひとり暮らしは「寂しくないのか?」

pixta_68137158_S.jpg

2023年にひとりでパリ旅行をしてから1年半が過ぎました。

マイルも貯まっているし、今年もどこか知らない国へ旅したいと思っていたところで、思いがけない話になりました。

はじめて「パリにひとりで行くぞ!」と思ったときは、知人であるA子さんの旅行会社に丸投げでプランを作ってもらおうと考えていました。

けれどよく考えてみたら、それじゃあまりにもお姫様旅行すぎるし、「調べる楽しさ」を経験できずに終わってしまう。

それで、がんばってマイルを貯めてビジネスクラスにアップグレード、ポイ活に励んで4ツ星ホテルにポイント宿泊して、あまりお金をかけずに自身でラグジュアリーな旅を実現することができました。

翌年にパリ旅行をしたときには色んなことにも慣れてきて、「恐々」だったあれこれが「平気」レベルにアップしていると実感。

頭で覚えているというより、感覚的な慣れがでてきたと言っていいでしょう。

そして、先日のことです。

たまたまとあるイベントに向かうマイクロバスの中で、参加者のA子さんに「一緒にポルトガルに行きませんか?」と誘いを受けました。

けれど、A子さんはどんなに親しい人とでもべったり一緒に旅をするのが無理な体質。

それで「え?人と一緒に旅ができないじゃなかった?」と尋ねると、「そう、でもあんさんならひとりで大丈夫そうだから」というのです。

そこでひとりが好きな私にはピンときた! 

ひとり旅が好きといっても、途中で誰かと一緒なら「もっと美味しいのに」とか、「もっと楽しいのに」というシチュエーションは幾度か経験します。

カフェひとつとってみても、テラス席でのんびりとしたいときはひとりが最高だったけれど、ルーブル美術館のカフェでアイスクリームをみんなで分け合ったときは、溜まっていた疲れが吹っ飛んで幸福の針がMAXに振れました。

A子さんがいう「一緒に」とは、ホテルは別、行きたい場所が合えば一緒に行く、タイミングが合えば一緒に食事をする...つかず離れずのひとり旅ということ。

ひとりだけれどひとりじゃない! 

これって群れるのが苦手な人にはもってこいの「フレキシブルなひとり旅」といっていいでしょう。

私は、即座にOKして旅の予定を組むことにしました。

その話を聞いていた他の参加者が次々と「私も行こうかな」というので、気づけば2人から5人までに増えています。

もはや団体旅行ではないでしょうか。

いったいどうなるのか、私には予測不可能な楽しさがあります。

とはいえ、まずはエアチケットを取らねばなりません。

ポルトガルは日本から直行便がなく、ヨーロッパのどこかを経由しなければならないのです。

さまざまなエアラインがリスボンまでのルートを提供していて、多くの中から1つを選ぶのは大変です。

そこでキーワードから、AIを使って相談することに。

・出発時期

・保有マイル数

・大阪からリスボン

・座席クラス

するといくつかの行程アイディアが出されたうち、ヘルシンキ経由がとてもおススメとのこと。

その理由は

・アジア→欧州で最も短距離のルートの一つ

・時差ぼけも軽め

・セキュリティが良く、シンプルなので迷いにくい

・空港の北欧デザインが美しく、空港時間が快適

すっかり気にいってしまい、JALWebページで希望に近い行程を探してチケットをゲットしました。

それを参加者に共有して、各々のやり方で同日のエアチケットをゲットしていきました。

他にもリスボンでやりたいことをAIに相談して、交通機関のアイディアをもらったり、おススメホテルを提案してもらったりして、旅行代理店のようなサポートを受けました。

これは、2年前にはまだ知らなかったAIの活用です。

60歳ではじめての海外ひとり旅を経験したからこそ。

できることが増えています。

エアチケットを取ったり、ホテルを探したりする時間も、うんと短縮できています。

やはり、はじめての体験は人を成長させてくれると実感しました。

つまり、いくつになっても主体的な行動をすれば成長できるんです。

私たち60代には、まだまだ伸びしろがあるということですね。

中道あん

「女性の生き方ブログ!50代を丁寧に生きる、あんさん流」主宰。Ameba公式トップブロガー。20代で結婚、2男1女を授かる。結婚22年で夫と別居。55歳「自分らしく生きたい女性のための発信塾」を起業。4歳になるイングリッシュコッカースパニエルと日々の暮らしを楽しんでいる。著書に『ビバ!還暦 60歳海外ひとり旅はじめました』(主婦の友社)、『昨日とは違う明日を生きるための 新しい幸せの始め方』(KADOKAWA)、『50代、もう一度「ひとり時間」』(三笠書房)などがある

※健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
※記事に使用している画像はイメージです。

-Uncategorized

Translate »