コーヒー

国産コーヒー「2050年問題」 可能性と課題は…鹿児島でシンポ - 朝日新聞

公開日:2026年11月08日
最終更新日:2026年11月08日

📊 GCT記事スコア:26.0点

📝 概要:地球温暖化による「コーヒー2050年問題」を見据え、国産コーヒーの可能性や課題を議論する初のシンポジウムが鹿児島県霧島市で開催された。一般社団法人「日本国産コーヒー協会」が主催し、生産者や研究者らが参加。高価格な国産コーヒーの付加価値化や機能性成分「トリゴネリン」を活用した低温焙煎技術、観光ツアーやリキュール開発などの取り組みが紹介された。

🔗 元記事:https://www.asahi.com/articles/ASVC63PL1VC6TLTB005M.html
📅 元記事公開日:2026年11月07日

AIによる要約

コーヒーの栽培適地が地球温暖化や気候変動により2050年までに大幅に減少するとされる「2050年問題」が注目される中、国産コーヒーの可能性や課題を話し合うシンポジウムが2026年10月24日、鹿児島県霧島市役所で開催された。このシンポジウムは、沖永良部島でコーヒーを栽培する山下さつき氏が代表理事を務める一般社団法人「日本国産コーヒー協会」が初めて開催したものである。

コーヒーベルトと呼ばれる赤道周辺の主要産地では今後栽培適地が減少する一方、温暖化の影響で緯度の高い地域へ適地が移る可能性があり、鹿児島の薩南諸島などもその候補地となりうる。日本は2025年時点で約35万9千トンの生豆を輸入しているが、国産コーヒーはごくわずかである。価格面では、輸入ものが1キロ2千円前後であるのに対し、国産は4万円以上と高価であり、希少性だけではなく明確な付加価値の創出が喫緊の課題となっている。

付加価値づくりの具体例として、鹿児島大学農学部の加治屋勝子教授は、動脈硬化の予防効果が期待されるコーヒー果実の成分「トリゴネリン」について解説した。トリゴネリンは果皮や果肉に多く含まれるが従来の高温焙煎では失われやすいため、加治屋教授と山下氏は果実ごと低温で焙煎する方法を共同開発し、特許を取得している。また、沖永良部島観光協会事務局長の西温子氏は農園見学や収穫体験ツアーの取り組みを報告し、東酒造の福元文雄代表取締役は国産コーヒーを原料に用いたリキュールの開発・販売事例を紹介した。

さらに、国産コーヒーの普及に向けた課題として、生産量の少なさやサプライチェーンの未確立が挙げられている。今回のシンポジウムには喜界島や与論島、沖縄のほか、福岡、愛知、千葉などの生産者も参加し、栽培のコツなどについて活発な質疑応答が行われた。

※本記事のスコアはAIと独自の評価基準による自動評価です。評価基準は複数の観点から総合的に判断しており、随時見直しを行っています。