
📰 元記事公開日:2026年07月03日
📝 概要:2017年、ロンドンでbio-bean・Shell・Argent Energyが連携し、コーヒーかすから抽出したオイルを原料にしたバイオディーゼルB20(生物由来成分20%)を一部の路線バスに供給する実証プロジェクトを2017年11月20日に公式発表。廃棄物を燃料化する循環経済の事例として注目された。
2017年、ロンドンはコーヒーかすを活用した循環経済型の交通実験を世界に披露した。bio-bean社がShellおよびArgent Energyと連携し、コーヒーかすから抽出した「コーヒーオイル」を原料としてバイオ燃料を製造し、ロンドンの路線バスの一部に供給するプロジェクトを2017年11月20日に公式発表した。
プロセスはまず、カフェや飲食チェーン、食品工場から排出されたコーヒーかすを回収することから始まる。bio-beanがこの素材を乾燥・加工してコーヒーオイルを抽出し、そのオイルをArgent Energyに送付。Argent EnergyがオイルをバイオディーゼルB20(生物由来成分20%+従来型軽油80%)の原料として組み込み、既存の燃料供給ネットワークを通じてロンドンの路線バスに供給した。
この燃料はバス全体の軽油を完全に代替するものではなく、一部車両向けの補完的な燃料として既存インフラに追加された。エンジンの改造や車両の入れ替えを必要とせず、都市部で大量に発生する食品廃棄物を再生可能エネルギーとして活用できる点が注目された。
このプロジェクトは、都市廃棄物・再生可能エネルギー・公共交通を一体化した取り組みとして広く取り上げられ、既存インフラを活かしながら廃棄物に新たなエネルギー的価値を持たせる実践的な循環経済モデルとして評価された。