
📰 元記事公開日:2026年07月10日
🔗 元記事URL:https://newsclip.be/thai-news/thai-economy/39396
📝 概要:スイスのネスレは、タイのバンコク東郊サムット・プラーカーン県にネスカフェ製品の新工場を建設すると発表しました。総額230億バーツ(約1兆2000億円相当)を投じ、2028年後半の操業開始を目指します。タイをインドシナ地域の戦略拠点とし、生産体制の強化と輸出拡大を図ります。
AIによる要約
ネスレは、タイにおけるコーヒー事業のさらなる拡大を目指し、サムット・プラーカーン県に最新鋭の生産拠点を建設します。この新工場では、主力製品であるインスタントコーヒー、コーヒーミックス、およびレディー・トゥー・ドリンク(RTD)飲料を製造する予定で、タイ国内需要の充足だけでなく、海外市場への輸出も視野に入れた供給体制の要となります。このプロジェクトには、タイ投資委員会(BOI)からの投資恩典が認可されており、技術者を含む520人以上の雇用創出が見込まれています。
現在、タイのコーヒー市場および関連産業においては、ネスレが現地パートナーであった「マハーギッシリ家」との間で30年来の提携関係を解消し、法的紛争に発展しているという背景があります。この訴訟問題はネスレ(タイ)による巨額の損害賠償請求にまで及んでおり、今回の巨額投資は、こうした複雑な法的紛争を抱えつつも、タイをインドシナ半島のコーヒー供給における戦略的ハブとして再定義し、盤石な生産基盤を構築しようとする同社の強い意志を示しています。
ネスレは2018年から2025年までの期間にも、既に278億バーツ以上の投資を行っており、RTD飲料やペットフードといった高付加価値分野の製造能力を強化してきました。今後、2028年の操業開始に向けた動きは、タイのコーヒー業界のみならず、同地域の食品加工輸出市場全体に大きな影響を与えるものと予測されます。