
📰 元記事公開日:2026年07月10日
🔗 元記事URL:https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/2795440?display=1
📝 概要:2026年7月10日、TBSは気候変動によるコーヒー豆の価格高騰を報じた。ブラジル産豆の仕入れ価格は最大7割上昇し、先物価格は例年の2倍に達している。これに対し、ドトールなどの飲食店は値上げを余儀なくされ、日本コカ・コーラやアサヒ飲料は、豆を使わない「代替コーヒー」の開発・販売を加速させている。
AIによる要約
気候変動が世界のコーヒー生産に深刻な打撃を与えています。特に主要生産地の「コーヒーベルト」では、“スーパーエルニーニョ”現象に伴う異常気象が懸念され、コーヒー豆の先物価格は高騰の一途をたどっています。こうした市場環境は、日本の喫茶店文化にも影を落としており、「カフェベルニーニ」のように看板商品の「ベルニーニブレンド」を900円から960円へ値上げせざるを得ない店舗や、7月下旬にSサイズのコーヒーを300円へ引き上げる「ドトール」など、消費価格への転嫁が続いています。
コーヒー業界の背景には、栽培地の温暖化や降雨パターンの変化による慢性的な不作リスクがあります。コーヒーは熱帯地域での栽培が必須であり、気候変動の影響を最も受けやすい作物の一つです。そのため、従来の「コーヒー豆を輸入して焙煎する」というビジネスモデルの持続可能性が問い直されています。
こうした危機感から、大手飲料メーカーは新たな生存戦略として「豆不使用コーヒー」の開発に注力しています。日本コカ・コーラが発表した新商品は、トウモロコシ由来の食物繊維や香料を使用し、コーヒーの味わいを再現した製品で、主力の缶コーヒー等よりも65円安い160円という価格設定で低価格帯の需要を狙います。また、アサヒ飲料もコーヒー豆不使用のラテを年内に投入する方針です。コーヒーが再び「贅沢品」となりつつある今、これらの代替製品が消費者の新たな選択肢として定着するのか、業界の構造改革が始まっています。