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コカ・コーラ、「ジョージア」でカフェウォーター コーヒー豆不使用の新提案 - 食品産業新聞社

📰 元記事公開日:2026年07月07日

🔗 元記事URL:https://www.ssnp.co.jp/beverage/692040/


📝 概要:日本コカ・コーラは2025年9月21日、主力ブランド「ジョージア」からコーヒー豆を一切使用しない清涼飲料水「ジョージア カフェウォーター」を発売する。200種類に及ぶ香り成分の組み合わせでコーヒーらしい風味を再現。500mlPET・希望小売価格149円(税別)・0kcalで、コンビニを中心に展開する。


日本コカ・コーラは9月21日、主力ブランド「ジョージア」から、コーヒー豆を使わない清涼飲料水「ジョージア カフェウォーター」を発売する。独自技術でコーヒーらしい香りや風味を再現し、苦みや渋みを抑えて水や茶のようにごくごく飲めるコーヒーテイスト飲料として展開する。

商品は500mlPETで、希望小売価格は149円(税別)。品名は清涼飲料水で、100ml当たり0kcal。原材料には食物繊維、香料、カラメル色素などを使用する。まずはコンビニエンスストアなどOTCチャネルを中心に展開する予定だ。

開発の背景には、コーヒー豆の価格高騰や将来的な供給不安がある。気候変動の影響でコーヒーの栽培適地が将来的に半減する可能性が指摘される「コーヒーの2050年問題」がきっかけのひとつとなった。マーケティング本部の新田祐一郎氏は「2050年問題を見据えた時に、将来的にコーヒーがもっと高くなる、収穫できなくなる可能性がある。会社として違う代替手段を提供したいというのがプロジェクトのきっかけだった」と説明する。

近年はPETコーヒーに対し「ごくごく、すっきり飲める」「水分補給のように飲める」といったニーズが高まっており、同商品はカフェイン量も抑えた設計にした。無糖飲料が広がる中、コーヒーの香りを楽しめる新たな無糖の選択肢としても位置づけている。

技術面では、開発段階でコーヒー豆を75%、50%、25%使うパターンや0%のパターンを並行して研究。最終的に0%で味の再現に一定のめどが立ったことから商品化を決定した。新田氏は「200種類に及ぶ香りの組み合わせを分析し、その組み合わせによってコーヒーの味わいを再現した。香りの成分をバランスよく配合することでコーヒーと感じられる味を作っている」と述べる。香味成分に加え、甘味・酸味・苦味などの呈味成分、食物繊維による口当たり、コーヒーらしい液色も組み合わせており、関連技術は特許出願中だ。

商品名を「カフェウォーター」としたのは、従来のコーヒー飲料とは異なる価値を伝えるためだ。コーヒー豆を使わない商品に「コーヒー」と単独で記載することは表示上難しいため、「カフェ」でコーヒーらしさを、「ウォーター」で軽やかさや飲みやすさを表現した。ネーミングは50案ほど検討し、消費者調査でも「カフェウォーター」は新しさやユニークさを感じられるものとして評価されたという。

ターゲットは大きく二つ。一つはRTDコーヒーを多く購入してきた40〜50代男性で、コーヒー飲料の値上げが続く中で購入頻度を減らした層に向け、通常のPETボトルコーヒーより手頃な価格の選択肢として訴求する。もう一つはコーヒーの苦みや渋みが苦手な若年層や、これからコーヒーを飲み始める層で、コーヒーカテゴリーへの入り口としての役割も見込む。

同社は当初、同商品の発売を2027年以降に計画していたが、試作品の完成度が高まったことから発売時期を前倒した。新田氏は「昨年春ごろに試作品を飲んだ時に、これはいけそうだと感じた」と明かす。

同様の動きは他社でも進んでいる。アサヒ飲料はコーヒー豆を使用しない「未来のBLACK」「未来のLATTE」の展開を計画しており、2027年の発売を予定している。植物由来のカフェインを使用し、世界的なコーヒー消費量の増加や気候変動によるコーヒー栽培適地の減少を背景に新たな選択肢を提供する考えだ。

日本コカ・コーラは「ジョージア カフェウォーター」を、既存のコーヒー飲料の代替にとどめず、より多くの人に手に取ってもらうコーヒーカテゴリーへの新たな入口として育成する方針。新田氏は「ジョージアがやるからこそコーヒーとしての味わいをしっかり担保してくれているという信頼感が生まれる。これを本当に定着させたい」と語っている。

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