
📰 元記事公開日:2026年07月08日
🔗 元記事URL:https://www.kirinholdings.com/jp/newsroom/release/2026/0708_02.html
📝 概要:キリンとファンケルは、2026年7月8日、サプリメントの錠剤設計を支援する「錠剤設計AI」の共同開発を発表した。過去の製造データを学習したAIにより、飲みやすさや品質を保ちながら試作期間を大幅に短縮し、データ駆動型の製品開発を実現する。
AIによる要約
キリンとファンケルは、蓄積された製剤データと物理情報を活用し、サプリメントの最適な錠剤設計を導き出すAIモデルを共同で開発しました。この成果は国際学術誌「Pharmaceutics」の2026年4月号(18巻4号)に掲載され、AIを活用した次世代型製剤設計技術として評価されています。
本技術は、錠剤の「飲み込みやすさ」「硬さ」「溶けやすさ」という相反しやすい物性をAIが高速で予測・比較するものです。これにより、熟練研究者の勘や経験に頼っていた従来の開発手法から脱却し、数千から数万通りの条件を効率的に検討することが可能となりました。ファンケルの足立知基氏らによれば、研究者の「もっと良い組み合わせがあるのではないか」という探究心をAIが支え、より確信を持って開発を完了できる環境が整います。
飲料業界におけるキリングループは、食から医にわたる領域で「KIRIN Digital Vision 2035」を掲げ、データとAIの活用を推進しています。コーヒーや茶などの飲料製品の開発においても、同様の物性解析技術は将来的な応用可能性を秘めています。例えば、コーヒー粉末の抽出効率や成分の安定化、さらには飲料の風味設計など、複雑な配合が求められる分野において、このようなデータ駆動型の設計手法は、コーヒー業界が直面する製品開発の高度化と効率化という課題に対しても、強力な解決策となり得るでしょう。