
📰 元記事公開日:2026年07月11日
🔗 元記事URL:https://perfectdailygrind.com/2026/07/coffee-news-recap-10-july-2026/
📝 概要:Perfect Daily Grindが2026年7月10日時点のコーヒー業界ニュースを要約。グローバル・コーヒー・アワードの地域勝者の発表、コロンビアの収穫増、独Rehm & Co.のSucafinaグループ参画、アラビカ種価格の急騰、そして米国のインスタントコーヒー関税問題を伝えています。
AIによる要約
■ グローバル・コーヒー・アワード(アフリカ・MENA部門)の受賞者発表
2026年の競技会において、アフリカ部門ではエチオピアのGalani Coffeeが総合優勝し、ケニアのSpring Valley Coffeeがトップの評価を得ました。MENA(中東・北アフリカ)部門ではサウジアラビアのWoods Specialty Roasteryが総合優勝し、同国のBrew 92やOasis Coffee Trading Company、UAEのCMI Roasteryがゴールド賞を受賞しました。2027年には世界各地域の勝者が競い合う予定です。
■ 米国によるブラジル産コーヒーへの関税問題
米国政府がブラジル製品に対して25%の関税を検討しており、風味付けされていないインスタントコーヒーがその対象となっています。NCA(全米コーヒー協会)のウィリアム・マーレイ会長は、インスタントコーヒーが米国で日常的に消費され、多くの関連製品の原料であることから、免除を求めてトランプ政権に働きかけています。業界団体は、関税による小売価格の上昇を懸念しています。
■ コロンビアのコーヒー収穫量と輸出の急増
コロンビア国立コーヒー生産者連盟によると、6月の収穫量は天候の改善と開花の促進により前年比43%増加しました。また、2026年前半の総輸出量も二桁の伸びを記録しています。
■ ドイツの輸入業者Rehm & Co.がSucafina Groupに加入
ハンブルクを拠点とするスペシャルティコーヒーの輸入業者Rehm & Co.がSucafina Groupに加わりました。今後も自社名で運営を継続し、欧州における商業用およびスペシャルティコーヒー事業の強化を図ります。
■ アラビカ種コーヒー価格が記録的な高騰
7月、ブラジルのミナスジェライス州での大雨が収穫を妨げた影響で、アラビカ種の先物価格が1日で48セント以上上昇し、3.52ドル/lbに達しました。供給懸念と在庫水準の低下により市場のボラティリティが増大しています。
■ Blue Bottleによるカリフォルニア産Geshaの発売
Blue BottleがFrinj Coffeeと提携し、カリフォルニア産のGeshaを100gあたり115ドルで限定発売しました。これは、今年初めに亡くなったFrinj創設者ジェイ・ラスキー氏による20年間の実験的農業の成果を象徴するものです。
■ Cimbali GroupがSlayerの商標権侵害訴訟で勝訴
中国の控訴裁判所は、Slayerのエスプレッソマシンの特徴的なデザイン(X字型のサイドサポート等)を巡り、Cimbali Groupの主張を認め、損害賠償額を200万人民元(約26万ユーロ)に増額しました。
■ エスプレッソ抽出に関するポーランドの研究結果
ワルシャワ大学の研究が「Physics of Fluids」に掲載され、5バールを超える圧力ではコーヒーのベッドが圧縮されて抽出が制限されるため、抽出効率が低下(“チョーク”する)することが判明しました。
■ ウガンダ産コーヒーのオークションで新記録
Rwenzori Estate産のナチュラル・ゲイシャが、中国のCHGによって史上最高値の350.02ドル/kgで落札されました。今回のオークションでの加重平均価格は24.32ドル/kgでした。
■ Escape Caféが低排出の焙煎機を導入
カナダのEscape Caféは、イタリア製のIMF RM30焙煎機を導入し、容量を200%以上拡大しつつ、カーボン排出量を50%以上削減、ガス消費量を1kgあたり0.25m³から0.078m³まで削減しました。
■ スペインのNoor Coffeeによる欧州展開
バルセロナで12店舗を展開するNoor Coffeeは、年末までにスペインおよびフランスで計50店舗体制を目指しています。スペインのスペシャルティコーヒー市場は年率約10%で成長しています。
■ LauncestonのカフェがNest Caféとして再始動
オーストラリアのLauncestonで、Neighborhood Caféを運営する起業家が、Sweet Brewの店舗を引き継ぎ、Nest Caféとして再ブランド化しました。
■ Mayorga Coffeeによるベネズエラ支援活動
Mayorga Coffeeは6月26日から28日までのオンライン売上全額(24,500ドル)をWorld Central Kitchenに寄付し、ベネズエラの避難民への食糧支援をサポートしました。
■ kWh Coffee Roastersによる環境負荷低減の試み
イギリスのkWh Coffee Roastersは、風力・太陽光・原子力の発電比率に基づき、二酸化炭素排出量が最も少ない時間帯を狙って焙煎スケジュールを調整する取り組みを始めました。
■ Wayne’s Coffee Sweden ABの破産手続き
スウェーデンのカフェチェーン、Wayne’s Coffee Sweden ABは賃料未払いを背景に破産を申請しました。負債総額は少なくとも103万ドルですが、新会社により運営は継続され、58店舗に影響はありません。
■ Frankeの業務用アイスコーヒーシステム「ActiveChill」
Frankeは、淹れたてのコーヒーエキスを4℃まで冷却し、高品質なアイスコーヒーを常時提供できるActiveChillシステムを発表しました。
■ インド・Andhra Pradesh州の観光とコーヒーの融合プロジェクト
インドのAndhra Pradesh州は、Maredumilliの有機コーヒー農園において、180万ドルのカフェ建設を含む420万ドルの観光開発プロジェクトを計画しています。
■ Groupe SEBによるコーヒー機器市場の拡大
Groupe SEBは中国の紹興市に新たな製造拠点を設立し、イタリアのブランド「La San Marco」を国際展開させ、WMFの小型機を中国市場に投入するなど、専門的なコーヒーポートフォリオを強化しています。
■ Paik’s Coffeeが「DABANG」として世界展開へ
韓国の低価格コーヒーチェーンPaik’s Coffeeは、グローバルブランド「DABANG」へ名称変更し、8月に東京でフラッグシップ店をオープン予定です。その後、中国、台湾、米国への進出を検討しています。
■ Lavazzaによるコーヒー価格の高止まり予想
Lavazzaのジュゼッペ・ラバッツァ会長は、世界的な在庫回復と市場の安定化が必要であり、コーヒー価格は少なくともあと2年は高い水準で推移する見通しであると述べました。
■ Blue Tokaiのインド国内店舗拡大計画
インドのスペシャルティコーヒーチェーンBlue Tokaiは、現在の240店舗から2030年度までに800店舗体制を目指し、年間120店舗のペースで新規出店を行う計画を発表しました。
■ Costa Coffeeのフランチャイズ運営会社がCEOを任命
イギリスのManchesterを拠点とするCosta Coffeeのフランチャイズ事業者Sim Travaは、事業拡大に伴い、元HSBCのマーク・タルボット氏を初のCEOとして迎えました。
■ 米国のインスタントコーヒー市場におけるブラジル依存のリスク
USTR(米国通商代表部)の公聴会で、米国のインスタントコーヒーの6%未満しか国内生産されておらず、ブラジルが米国のインスタントコーヒー輸入の20%以上を占めているため、関税が消費者とビジネスに甚大な影響を与えることが懸念されています。
■ Nestléによるタイの新しい生産拠点への投資
Nestléはタイのサムットプラカーン県に6億8,800万ドルを投じ、AI技術を駆使したインスタントコーヒー・ミックス・飲料の生産ハブを建設します。2028年後半に稼働予定で、500人以上の雇用を創出します。
■ Neuhaus Neotecがオーストラリア・ニュージーランドで提携
ドイツの焙煎機メーカーNeuhaus Neotecは、Jet Technologiesと提携し、オーストラリアおよびニュージーランドでの販売・技術サポート体制を強化しました。