📝 概要:欧州委員会は2023年7月13日、EU森林破壊規制(EUDR)の対象外となっていたソリュブルコーヒー(インスタントコーヒーやコーヒー抽出物)を正式に規制対象に追加した。バード&バードの法的分析によると、通関コードCN 2101 11 00に該当する製品がすべて対象となり、ロブスタ種のサプライチェーンにおける厳格なトレーサビリティの証明が求められることになる。
🔗 元記事:https://stir-tea-coffee.com/tea-coffee-news/soluble-coffee-enters-deforestation-rulebook/
AIによる要約
欧州委員会は7月13日、EU森林破壊規制(EUDR)の施行を支援する2つの措置を採択し、これまで規制対象外だったソリュブルコーヒー(インスタントコーヒー、コーヒー抽出物、濃縮液など)を正式に規制対象に追加した。これにより、グリーンビーンズ(生豆)や焙煎豆、デカフェと同様に、インスタントコーヒー市場においても森林破壊に関するデューデリジェンスの義務が課されることとなる。
これまでソリュブルコーヒーが対象外となっていた理由については不明確なままであったが、欧州委員会は、規制(EU)2023/1115の適用除外がコーヒーセクター内での不整合を生み出し、森林破壊の圧力を解消するのではなく他市場へ逃避させるリスクがあったと指摘している。ヨーロッパ・コーヒー連盟(ECF)も、生豆から直接製造されるソリュブルコーヒーを同等の製品カテゴリとして扱うべきであると主張し、ルールの統一を求めていた。
ソリュブルコーヒーの製造は主にフルサン(遮光なし)の単一栽培に関連して森林破壊との結びつきが指摘されてきたロブスタ種に依存することが多く、今回の法改正はロブスタ種のサプライチェーンに大きな影響を与える。企業は、生豆だけでなく、すべての下流の抽出物や濃縮物においても、農地レベルでの位置情報(ジオロケーション)のトレーサビリティを証明する必要がある。
さらに、多くのインスタントコーヒー工場では、一貫した風味を実現するために複数産地の豆を混ぜ合わせるマスバランス方式のブレンドを採用している。EUDRのもとでは、ブレンドに含まれるすべての構成要素が森林破壊を引き起こしていないことを個別に検証しなければならないため、柔軟な調達を行ってきた大手メーカーや焙煎業者にとって、今後は産地レベルでの厳格な管理が不可欠となる。