
📰 元記事公開日:2026年07月09日
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📝 概要:2026年7月9日、アサヒ飲料と伊藤園が世界的な「抹茶」ブームを背景に新商品展開を加速させると報じられた。伊藤園は海外で人気の抹茶ドリンクを逆輸入し、アサヒ飲料はフルオープン缶技術を用いた無糖抹茶を発売。抹茶をコーヒーや紅茶に次ぐ「第3のカフェ飲料」として定着させる狙いがある。
飲料メーカー各社が、世界的な抹茶ブームを追い風にユニークな抹茶商品の開発競争を激化させている。伊藤園の本庄大介社長によると、抹茶人気は欧米だけでなくアジア全域、中東、南米へと拡大しており、同社の2026年4月期の抹茶製品売り上げは前年比41%増を記録した。海外のカフェで定着している抹茶とレモネードなどの組み合わせを、伊藤園は北米発ブランド「matcha LOVE」として日本へ逆輸入し、3月にはボトル缶入り飲料「抹茶アーモンドラテ」、6月には炭酸飲料「抹茶レモネードソーダ」を発売するなどラインアップを拡充している。同社は抹茶をコーヒーや紅茶に次ぐ「第3のカフェ飲料」に育てる戦略だ。
一方、アサヒ飲料は2026年中に、無糖の抹茶飲料「泡 MATCHA」と「抹茶ラテ」を発売する予定である。開発を担当するマーケティング本部新価値創造部の高橋実佳課長補佐は、既存のRTD製品にはない「甘みがない本格的な抹茶を手軽に楽しめる商品」を目指したと説明する。この商品には、アサヒビールが「スーパードライ 生ジョッキ缶」などで導入している「フルオープン缶」の技術を採用。蓋を全開にすることで、抹茶特有のきめ細かい泡や香りを楽しめる設計となっている。缶上部をすぼめない構造により、抹茶の苦みやうまみがより口に広がる工夫も施されている。
農林水産省の資料によれば、抹茶を含む粉末状緑茶の輸出金額は2025年に前年比約2.2倍の603億円、輸出単価は同1.3倍の6927円と急伸している。世界的な需要増に伴い原料の確保が課題となっているものの、アサヒ飲料は供給体制の確保を進めており、280ミリリットル入りで消費税込み302円の価格帯で本格的な嗜好品として展開していく方針だ。