
📰 元記事公開日:2026年07月08日
📝 概要:ブラジルの主要なコーヒー産地であるミナスジェライス州などで、6月下旬の降雨によりコーヒーの収穫が遅れています。Emater-MGによると、同州の収穫進捗は30%にとどまり、平年の40%を下回りました。エルニーニョ現象の影響も懸念されており、豆の品質低下や次期収穫の生産性への悪影響が危惧されています。
AIによる要約
ブラジルにおける2026/27年度のコーヒー収穫は、記録的な雨の影響でペースが鈍化しています。特に世界最大のコーヒー産地であるミナスジェライス州では、Emater-MGの報告によると、7月初旬時点での収穫率が平年値を大きく下回る結果となりました。また、業界団体のSafras & Mercadoは、全国的な収穫率が7月1日時点で52%にとどまり、前年同期の60%から大幅に遅れていると警告しています。
今回の降雨は単なる収穫の遅れにとどまらず、乾燥や加工工程を複雑にし、農家の収益性を圧迫する要因となっています。具体的には、雨で地面に落ちた豆を回収する作業が必要となり、労働コストの増大や品質の低下を招いています。世界最大のコーヒー協同組合であるCooxupéでも、収穫進捗が前年比で大きく落ち込んでおり、今後の気象状況次第では、さらなる供給不安や品質格差が生じる可能性があります。
コーヒー業界の背景として、ブラジルの生産動向は世界のコーヒー相場に直結します。今回の収穫遅延は、エルニーニョ現象に関連した天候不順が次期の開花にも悪影響を及ぼす懸念があり、中長期的な供給懸念が市場に影を落としています。現在、ミナスジェライス州での予想生産量は3,180万袋(60kg)とされていますが、度重なる気象リスクにより、さらなる下方修正が検討される可能性も残されています。